このDAC　コントローラーは、2種類のDACを切り替え可能とした上、コントロールアンプの機能も持たせた楽しいものです。
DACは一つはCS4334と云うDAC　ICを使ったもの、もう一つは、「手作りアンプの会」の上野さんが設計したR-２RマルチビットDACの抵抗ラダーを抵抗を並べて作った（普通はIC内部にある）16ビット、オーバーサンプリングやデジタルフィルターの無いディスクリート構成のDACです。
特筆すべきは、上野式の16ビットDACはフィルターもないので、高周波ノイズが出ますし、精度は市販DACに及ばないものの、聴いてびっくり、見事な音がします。高級（高価格）DACに負けないのはなぜでしょう。
CS4334は４ｍｍ四角程度の小さなICチップに全て組み込まれた作りやすいDACです。
いずれも3独立電源で作動させました。DACの切り替えは電源も切り替え、使わない方のDACからのノズの影響を防ぐようにしてあります。

上野式DACについては、｢手作りアンプの会」のホームページでその詳細を見ることが出来ます。
CS４３３４DACは以下のように作りました。